市民科学・リビングサイエンス|市民科学研究室

市民からの信頼と支援を得る研究のあり方 (7/7)

【注】
[1] たとえば、佐藤徹ほか著『新説 市民参加 その理論と実際』公人社2005 年。
[2] たとえば、ATT 流域研究所編『市民環境科学の実践 東京・野川の水系運動』けやき出版2003 年。
[3] たとえば、佐藤由美著『自然エネルギーが地域を変えるまちづくりの新しい風』学芸出版社2003 年、ジュールス・プレディ著・吉田太郎訳『百姓仕事で世界は変わる 持続可能な農業とコモンズ再生』築地書館2006 年。
[4] たとえば商品テストについては、牧尚史+ 上田昌文「商品テストの現状 〜 米国、英国、ドイツと日本を比較して」『市民科学』第13 号2006 年7 月を参照。
[5] 市民科学研究室・科学館プロジェクト『全国科学館扱いテーマ調査報告書』2005 年。
[6] Environmental Groups Want Nanotech Sunscreens Pulled from Market(May 17, 2006),http://www.enn.com/today.html?id=10474.
[7] ECRR については市民科学研究室発行『どよう便り』第85 号2005 年3 月を参照。BEIRVII の要約を訳出したものは7 月1 日より市民科学研究室ホームページに掲載している。http://www.csij.org/.
[8] いるふぁ発行『つぶつぶ』2004 年第1 号〜連載中(現在第7 号)。
[9]『 日経Kids+』2006 年1 月号、読売新聞2006 年2 月28日朝刊社会面「教育ルネサンス」参照。詳しい実験メニューは『市民科学研』に連載中。
[10] 川島レイ著『キューブサット物語 〜超小型手作り衛星、宇宙へ』エクスナレッジ2005 年。
[11] 妊娠出産子育て支援のウェブコミュニティbabycom のサイトでその結果を公開している。「不妊に関するアンケート 中間報告」http://www.babycom.gr.jp/pre/funinn/an.html.
[12] たとえば、エコログ研究所著・市民科学研究室訳編『携帯通信と健康』2005 年。

[付記]
物理学会では上田の発表に対して直後に以下の質疑応答がなされた。
質問「市民に受け入れられる科学の条件を言われたが、極端な話たとえば、湯川先生の中間子論というのは市民に受け入れられるだろうか。」

上田「個人的な判断だが、科学研究が真理を追求することによって、長い目で見たときに社会の知、ひいては社会全体を豊かにする、という面がある。それは否定すべきではない。ノーベル賞を受けるような研究は、国としても、国力とか産業振興とは別の意味で追求されているし、そうあるべきだと思う。その一方でバランスの問題がある。たとえば、加速器の建設にお金がかかりすぎる、といった問題は常に生じうる。現在の社会が抱えている問題を解決するのに科学を使えることが見えているのに、その方向の努力が少なすぎて既存の真理追求型の科学ばかりが振興されるということがあれば、それは好ましくない。

 日本が生き延びることを考えるなら、どう考えても農業の自立が重要だ。日本で持続型のどういう農業があり得るか、というのは科学研究の格好の問題で、世界に対して発信できる財産になると思う。そういうところに出される予算が少なくて、たとえば素粒子研究に出される予算が膨大である、といった事態があれば、それは是正すべきだと思う。」■トップに戻る

市民科学講座 − 最近3 年間で取り上げたテーマ
(● は外部から講師を招いて、★ は市民科学研究室のプロジェクトメンバーらが担当)
●障害をもった子・人のための支援機器とユニヴァーサル・デザイン
●開発途上国発、持続可能な社会に向けた世界のうねり
★日本型サイエンスショップを構想する 〜欧州の事例から考える
★子ども理科学教室公開実験その1 〜 おいしいご飯を炊く秘訣 〜
★子どもを選んで産むという選択 〜 出生前診断と不妊治療の現状から考える 〜
★科学館の新しい使い方・育て方を考える〜扱いテーマ調査研究から〜
●人体の資源化と人体改造 〜今なにが問題なのか
●非電化は愉しい 〜“新しい豊かさ”を創るために
●「食」から見える社会の変え方
●環境共生住宅という選択 〜“まちに森をつくって住む”実践から
★ 次世代環境づくりと市民科学〜科学メディア、食、出産医療から考える
★低線量放射線被曝のリスクを見直す 〜『ECRR 報告書』をふまえて
● BSE 問題をとらえなおす
●急増するアトピー性皮膚炎 〜 IT 時代のストレスとハリー・ポッター
★ ナノテクノロジーのリスクとは何か?
●見学会: 江戸前の海と漁師町
●医療現場でのアートの試み 〜 大阪市立大学医学部附属病院小児科病棟プロジェクト2003「 アートもクスリ」の実践から
★イギリスにおけるダウン症を対象とした出生前スクリーニングの普及とその問題点
★イギリスの科学コミュニケーション 〜 科学館と市民参加
★関係性の食学へ 〜 食べ物と身体と料理を科学する
●ホスピスから学ぶ生き方のヒント 〜 看取りの医療から見えてくる苦しみの意味


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これまでの10年をふりかえって
社会が求める"市民科学者"とは
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市民のための科学と科学技術基本法
開かれた理科教育に向けて
運営委員を体験して


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