市民科学・リビングサイエンス|市民科学研究室

月刊「市民科学」

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2008年11月発行の「市民科学」の第20号

書評 『受ける?受けない? エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク』

笹本征男(市民研 低線量放射線被曝研究会)

本書は、おそらく、日本における医療放射線被ばく問題を扱った、最初の書籍であろう。本書を一読して受けた感想は、「日本は世界で最大の医療放射線被ばくの国である」ということを発見した驚きである。本書に寄稿している小児科医の山田真氏は、「日本には世界中のCTの四分の一があるといわれ、入院施設のないような小さな医療機関でもCTが設置されています」と指摘している。

 本書では、CT(Computed Tomographyの略、コンピューター断層撮影)は、エックス線を使い、その放射線量は、「一回のCT検査で受ける線量は10〜20ミリシーベルトで、公衆の年間の線量限度1ミリシーベルトを10倍以上うわ回ります」と述べている。

 私がCTという言葉に、実際に出会ったのは、前立腺がんの診察を受けた病院においてであった。Computed Tomographyという英語を辞書で調べたことがある。前立腺がんは、右足の股関節に転移していたため、股関節を除去し、人工股関節を取り付ける手術を受けた。その後、私は、何度もCT検査を受けている。さらに、その後、私は胃がんも発見されて、胃の三分の二を切除した。このため、さらにCT検査を受けている。私個人の問題で言えば、最初に診察のためにCT検査を受け、その後もCT検査を受けていることになる。

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高木学校医療被ばく問題研究グループ・著
発行:高木学校 発売:七つ森書館 2008年

 

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