市民科学・リビングサイエンス|市民科学研究室

月刊「市民科学」

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2008年3月発行の「市民科学」の第13・14合併号

「サイボーグに未来はあるか?」サイエンスアゴラ2007 セッション報告

和田雄志(未来工学研究所)

 最新技術を駆使した人間の身体への増進的介入(エンハンスメント)が急速に現実のものになりつつあります。いまやハイテク義足を装着した陸上ランナーが好記録を残す時代です。日本での心臓ペースメーカー装着者は30万人以上、人工眼内レンズは年間100万件以上の手術実績があります。日本が突入する超高齢化社会においては、身体機能を補完や増進する技術は、医療福祉や介護・リハビリといった既存の領域にとどまらず、社会全体を支える必要不可欠な技術となろうとしています。その反面、身体機能支援に関わる先端技術と社会との関係は未踏の分野であり、社会的ルールづくりもこれからの問題です。

 未来工学研究所では、市民科学研究室と共同して、この未解明のテーマにとりくむべく、エンハンスメント技術の研究開発者、生命倫理研究者などと数回のミーティングを重ねてきました。そのひとつの節目として、平成19年11月25日、JST主催のサイエンスアゴラ2007において、公開セッション「サイボーグに未来はあるか?―エンハンスメント技術の光と影―」を開催しました。(続く…)


エンハンスメント技術の受容性に関する意識調査より

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