月刊「市民科学」
それぞれの号に掲載されている記事・論文の全文は、 2008年1月発行の「市民科学」の第12号 生活者のための科学技術情報提供サイトの現状と課題
英国・放射線防護委員会(NRPB)が提供する 科学技術のみならず多くの分野について、生活者による利用度が著しく大きくなった情報環境はインターネットであろう。ウェブサイトを通じて、信頼のできる情報をいかにすばやく容易に入手できるか、あるいは多くの人々を介しての問題意識の共有や意見交換などが可能となるか、といった点は、生活者の科学技術リテラシーに重大な関わりをもつ事柄になっている。にもかかわらず、これまで科学技術の情報の提供や利用に関して、生活者のリテラシーの観点から、現存の様々なウェブサイトを系統立ってマッピングして、問題点を洗い出す調査がなされたことは少ないように思われる。 そこで、「生活と科学技術」に関連する国及び海外(ただし英語圏)の主だったウェブサイトの所在を探り当てて収集しながら、それらの特徴の一端をまとめた。その過程で、日本には、争点となりやすい健康・環境リスクに関わる問題で、 信頼のできる科学情報をわかりやすく提供するサイト(たとえば、オーソライズされた科学報告書や論文などの紹介・解説サイト)が欠落していることが判明した。『市民科学』第7号で報告したように、『GreenFacts』は海外でそうしたサ イトの代表例である(「Greenfacts 科学的合意文書のオンラインサービス」牧 尚史+上田昌文『市民科学』第7号2007年7月)。このサイトと類似の試みが日本において成立するには何がなされねばならないかも併せて考察した。(続く…) |
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