月刊「市民科学」
それぞれの号に掲載されている記事・論文の全文は、 2007年7月発行の「市民科学」の第7号 Greenfacts 科学的合意文書のオンラインサービス
GreenFactsのサイト画像 私たちの生活に科学技術が深く浸透すればするほど、環境や健康に関する信頼のおける科学的な情報を、市民はますます必要とするようになる。ダイオキシンや環境ホルモンのリスクに関して今一番確かだとみなされている情報は何なのか? 「地球温暖化は二酸化炭素の温室効果によるものではない」とする論者がいるが、その信憑性は? 平均すると毎日100以上の生物種が絶滅していると言われるが、その根拠は?……ジャーナリスト、政策決定にかかわる人々、教育関係者、憂慮する一般の市民、といった人々にとって、立場は違っても誰もが参照できる、つまり可能な限り正確で公平で特定の利害からは独立した、適切な科学的情報の参照オンラインソースがあれば、大変有用だろう。もちろん、専門的厳密さは保ちながら、わかりやすい中身になっていることも大切だ。そのような理想の情報サイトに一歩近づいたと言えるのが、ベルギーのNPOが運営するGreenfactsではないだろうか。国連など国際機関がまとめた膨大な合意文書(報告書)のデータベースなどを対象に、独立した専門家で構成される科学審議会が、環境と健康に関わるトピックスを決め、種々の厳密な査読を経て、これらの文書を「要約(summary)」「詳細(detail)」、「原典(source)」の三つのレベルに分けて、内容を紹介するサービスを行っている。こうした試みがいかに運営されているかに着目して、Green-factsの概要を紹介する。 |
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