市民科学・リビングサイエンス|市民科学研究室

月刊「市民科学」

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2007年3月発行の「市民科学」の第3号

科学技術のグレイゾーンリスクと生活者

上田昌文 

市民科学研究室の上田は、東京大学先端科学技術研究センター「安全・安心と科学技術」プロジェクト、ジャーナリストコース」の「リスク社会と報道」シリーズの第4回「グレーゾーンの科学」において、「電磁波リスク等の評価と生活者の科学」と題して講演し、熱心な参加者と議論する機会を得ました(2006年10月14日)。

市民科学研究室がこれまで行ってきた電磁波計測などのデータを示しながら、安全とも危険とも明確には断定しがたい科学技術がらみのリスクをどう評価し、対処していくべきなのか、そのときに"生活者の視点"をどう打ち出していけるのかを論じました。その中でたとえば、「客観的であろうとして科学的確定性にこだわりすぎて、何か一つの正解があるのではという感じに囚われてしまい、その正解を得てリスクを制御するということになりがちで、はじめからほかの予防手段を講じられたかも知れないのに、それが自ずと排除される感じになる」という"科学のバイアス"とでもいうべきメカニズムに言及しています。科学技術のリスクについて考える一助になれば幸いです。(続く…)

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