市民科学・リビングサイエンス|市民科学研究室

月刊「市民科学」

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2007年1月発行の「市民科学」の第1号

連載 「ヒロシマ・ナガサキとヒトゲノム計画」

第1回
読売新聞記事「米国の被爆者調査 ゲノム研究に利用望まれる情報公開」を読んでー批判的検討

笹本征男 (占領史研究者・低線量被曝プロジェクトメンバー)

ヒロシマ、ナガサキの被爆者が、被爆直後から米軍占領下で大規模な日米合同調査の対象になってきたことをご存知だろうか。その歴史経緯を詳細に掘り起こし、時代が原子力利用に向かうことの根源的な意味を問いかける著書がある。『米軍占領下の原爆調査』(新幹社1995年)である。

 じつは著者の笹本征男さんは、市民科学研究室の「低線量被曝プロジェクト」のメンバーだ。笹本さんを中心にして、いま、メンバーで調査していることの一つが、「原爆とヒトゲノム計画のつながり」である。「原爆の遺伝影響調査」「原子力利用のための放射線防護体系」「米国エネルギー省によるヒトゲノム計画の提案」といったことがどう関連していたのか、その歴史の実相は十分に解明されていない。公文書や報告書類を堀り起こしつつ、真実の姿に迫ってみたいと思う。長期になるだろう連載にご期待を。(続く…)

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